2023年11月28日

青山に店のある照明ブランドを視察


大学の講師をしている友人の依頼で、「照明器具を作りたい」という学生さんの指導をすることになった。
“特別講師”って感じなのかな?


せっかくの機会だから「照明器具の名作を見てもらいたい」と思い、namiemiと一緒に案内することに。
ちなみに、namiemiも私と同じ照明会社に勤めいたという過去が。


まず最初に向かったのは、外苑前駅のすぐ近くにある『ルイスポールセン東京』。
デンマークの照明会社で、『近代照明の父』と呼ばれる、ポール・ヘニングセンさんがデザインしたPHランプで有名。
ここは、世界初の直営旗艦店で、2023年11月10日にオープンしたばかり。


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青山通りと外苑西通りが交差する角のビルで、すごく良い立地。




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新製品、淡いピンク(ペールローズ色)シェードのアイテムが並んでいた。

馴染み深いアーティチョークも、ピンクになると新鮮な感じ。




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ガラスシェードのアーティチョークは、『氷の女王』って感じ。




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カラフルなコードで吊ったPH5の展示。

色付コード仕様は、日本オリジナル。




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PH5の断面をモチーフにした壁面オブジェ。 

これに気付いた人は、ニヤッと、してしまうかも。




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2階へ上がる階段横にあったカラフルなPH5。




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PHランプだらけだ。

ルイスポールセン社は、PH(ポールヘ二ングセン)との出会いによって、ここまで発展しただけあって、現在でもPHランプが中心だ。




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もちろん、PH以外の製品も展示。


学生には、ルイスポールセン照明のコンセプトや、個々の器具の特徴を説明した。


それにしても、ルイスポールセンが直営店を出すなんて、思いもしなかったな。
ずっと、「小売店と競合するので、直売はしない」というスタンスだったのに。

アップルストアが成功しているので、考えが変わったのかな。
私が勤めていた約25年前とは経営者も環境も変わったし。



ルイスポールセン東京を出てからは、南青山に移動。
徒歩数分で、スタジオ ノイのショールームに到着。

こちらは、海外のトップブランドの照明器具を輸入・販売している会社。
『光の詩人』や『光の魔術師』と呼ばれる、インゴ・マウラーさんがデザインした照明器具が並ぶ。


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発想豊かで、ユニークなものばかり。


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そして、デザイナー自ら、製造工場を作り、販売までするという「経営者」でもありました。




カナダのBOCCI(ボッチ)も、照明器具のデザインをけん引するトップブランド。


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泡入りの球体ガラスのペンダント、14シリーズで大ブレイク。



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デザイナーの発想とガラス職人の技術が上手く融合して、独創的な照明器具を生み出している。



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奥に、イタリアのブランド『OLUCE(オルーチェ)』が。
イタリア最古の照明器具ブランドだけあって、照明器具の歴史を彩る名作が並んでいた。


手前に吊ってあるのは、BOCCIの16シリーズ。
アームが枝みたいで、植物っぱい。




一度にこれだけの照明器具を見せられたので、学生は頭が混乱したかもしれない。

「照明器具は、色々なデザインがあっていいんだ」と、分かってもらえればそれで良し。

posted by 代表 at 00:00| 照明器具

2022年04月17日

METEORITE(メテオリーテ)とMOOM(ムーム)【YAMAGIWA】


浜松町駅から徒歩で移動中のこと。

増上寺の辺りで、見覚えのあるポール灯を見つけた。


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メテオリーテだ!


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奥にも2本ある。


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まだ残っていたんだ。

状態も良さそう。

懐かしくて、しばらく眺めてしまった。



帰宅後、昔のカタログを引っ張り出してみることに。。。


↓ヤマギワ総合カタログ‘91-’92版 より

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この器具の特長は、ユニークな反射板。
ランプの周りを名刺くらいの大きさの反射板数枚で囲み、そのレイアウトで光の広がりを制御。
このアイデアによって器具の薄型化が実現できたのです。


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支柱と灯具を結ぶ、細いアームも斬新だった。


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その効果で、灯体が支柱から浮いているかのよう。
個性的なアームだけど、ポール灯の1灯用・2灯用はもちろん、ブラケットにもピッタリとハマっています。

デザインは、黒川雅之さんが担当。

正に「名作」と言っていいのではないでしょうか。 



実は、私、このメテオリーテの弟分である「ムーム」の商品化を担当しました。


↓ヤマギワ総合カタログ 2000-2001年度版 より

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・・・と、ここまで書いていて、ムームのことは過去のブログに載せていたのを思い出した。


『照明30周年/2019年8月』 
http://namiki-design.sblo.jp/article/186485456.html


なので、ムームの思い出話はしないでおきます。 笑


メテオリーテとムームは、既に生産は終了している。
2002-2003カタログには掲載されていなかった。

私が増上寺付近で見たメテオリーテは、設置されてから20年以上は経過したことになる。

器具は更に老朽化するだろうし、使用しているHIDランプもいずれは生産終了になるだろうし、いつまで使ってもらえるのか。。。 

無くなるのは惜しい名作なので、LEDに光源を変えるなどして、何とか生き残ってほしいものです。
タグ:YAMAGIWA
posted by 代表 at 14:02| 照明器具

2021年12月02日

蛍光ランプを交換


我が家では、キッチンのシンクを照らす照明器具に、直管蛍光ランプを使っている。
数日前からチラツキが出てきた。
もうランプが寿命のようだ。


そこで、どうしようかと悩むことに。

選択肢は3つ。
1. 器具ごと新しいのに交換してしまう。 もちろん光源はLED。
2. 直管タイプのLEDランプに付け替える。
3. 新しい蛍光ランプに付け替える。


1の器具ごと交換の費用は、安くても3000〜5000円くらいかかる。
でも、気に入ったデザインのものが見つからなかったので、あまり気が乗らない。
(それに取付工事をするには、電気工事士の資格がないとダメ。自分ではできない。)


2の直管LEDは、ウチにサンプルでいただいたものがあった。
それを付けるとしたら、適合したソケットとランプを支えるバネを買わないとならない。
費用は送料を入れて1500円くらいか。
また、これをするには器具を改造しないとならない。
手間の掛かる作業だ。


3のランプ交換だとランプ代だけで済む。


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・・・ということで、近所の電気店で蛍光ランプを買ってきた。

NEC(ホタルクス)製で、770円(税込)。
電球色があって良かった。
新しいグローランプも持っていたので同時に交換。
これで無事完了!


しかし、「果たして、これで良かったのか?」 と考える。
蛍光ランプは人体に有害である水銀を含むランプで、これを使った照明器具は既に製造が中止。
交換用ランプの製造はまだ続いてはいる。


今回は、最もコストの安い方法を選んだけど、地球環境のことを考えると、どうだろう。。。
ましてや自分は照明業界に携わっている訳だし。


照明業界では、今年も 「あかりの日」 に合わせて、LED化を推奨する冊子も作っている。


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実は、我が家はLED化が遅れている。

ダイニングのシャンデリアは、まだ白熱電球のまま。


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設置台数の多いダウンライトも、LED電球に変えたのは一部だけ。
少々マニアックなローボルトハロゲンのタイプもあるし。
ミニクリプトンやハロゲン電球に関しては、光・サイズ・質量・調光機能で代替えできるLED電球は無いし。


で、結局一番の問題は費用なんだよね。
全部の買い替えは高くつく。


そういうことで、ウチは徐々にLED化をしていこうと思う。

posted by 代表 at 08:56| 照明器具