10月も後半だ。
恒例の 『夢見ヶ崎動物公園・最近の出来事』
秋の動物公園でも、様々なことがあった。
花壇に植えられたマリーゴールドは、今が花盛り。
黄色やオレンジの花が鮮やかだ。
富士見坂の途中にある案内板の上に、何やら動くものが。
オオカマキリだ。
そろそろ活動を終える頃だけど、まだ元気そう。
低気圧に覆われて、風雨が強かった日のこと。
このような日に自分の部屋を持っていない姉弟ペンギンはどうしているのか?
気になるので見に行くことに。
姉のスピカは、いつもいる場所で、普段と同じように壁に向かって立っていた。
マイペースだ。
弟のスモアは、お気に入りの排水溝にいた。
ここの居心地が良いみたい。
他のペンギンたちは皆、部屋に入っていたけれど、この2羽は部屋が無くても大丈夫そうだ。
ある日(9/30)事件が。
リクガメ舎の横に囲いが。
近づいてみると、地面から水が噴き出ていた。
漏水だ。
翌日見に来ると、この部分の水道管は止められていた。
老朽化が進んでいるので、今後も、このようなことが続くだろう。
これに関連して、また事件が。
ある日の閉園間近、シマウマのアース♂が、突然何かに驚いて後ずさりした。
水がアースに向かって飛んできたのだ。
原因は、水道につないでいたホースの外れ。
間もなく飼育員さんが気付き、蛇口は閉められた。
そもそも何でここからホースで水を引いているかといえば、漏水でレムール舎側の水道が使えなくなったから。
復旧の工事は直ぐにしてくれないそうのなので、しばらくの間は不便が続く。
この囲いのせいで、シオリちゃん(マーコール♀)には近づくことができないのは残念。
10/11、飼育員さん達が屋根に上って、(野生の)鳥避けのビニールシートを張る作業をしていた。
今シーズンは、鳥インフルエンザの流行が早いそうで、即対策がなされた。
インコ舎もアクリル板で囲まれ、地面には石灰がまかれた。
そんな中でも、コバタンのツバサ♂は、名前を呼ぶと飛んできてくれる。
ノリノリで、得意の芸を見せてくれた (笑)
今の時期は寒暖差があるので、動物たちもそれによって様子が異なる。
肌寒い日、ケープハイラックスのオタフク♀は、白熱電球の灯りで温まっていた。

ミーアキャットのウッド♂も寒いのは苦手だけど、気温が上がった時は、切り株の上でリラックス。
ブラウンキツネザルのコシアン♀は、季節関係なく「甘えん坊」
この日も飼育員さんの肩に飛び乗っていた。
最後に、ホンドタヌキのゲンマイ♀の話題を。
【飼育員さんから聞いた話】
・7月末から左後ろ脚を痛がっていたんだけど、今は良くなったそう。
(治療のための与薬は、ふかしたサツマイモに入れると上手くいったとのこと)
・大好きな飼育員さんが来ると尻尾を振ってお迎えするそう。
(これは見てみたい!)
・狭いところに顔を突っ込むのが好きで、ポケットに入れた軍手を盗られないよう注意しているのだとか。
(長靴にも顔を入れて、やがて咬んでいた)
・急に機嫌が悪くなることもあり、雰囲気で分かるそう。
・尾が上がっている時は興奮している。
そんなゲンマイ、飼育員さんに撫でてもらいながら 「くぅ〜ん」 と甘えた声を出していた。
カワイイ〜
冬毛が生えてきて、体が丸くなってきたゲンマイ。
今月は、この辺で終わり。
皆さん、これから益々気温が下がるので、ご自愛ください。
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