2019年09月03日

照明30周年/その2

【2019年08月28日のブログ、照明30周年の続き】

照明に長年携わることになった話しです。

きっかけは、デザイン事務所から照明の会社・ヤマギワ(株)への転職ですが、入社当初は全く使い物にならない、ただ会社に来てるだけの社員でした。
中途採用だったので、他の新入社員のような新人教育は受けなかったし、そもそも照明器具に興味が持てなかったし。
最初の数週間はプロジェクトが本格的にスタートしていなかったのもあって、仕事が少なく、残業も無い。 
なので、秋葉原の電気街を見ては楽しんでました。
特にリビナ本館には、素晴らしいデザインアイテムが並んでいました。
ここは、学生時代から機会があれば見に来ていた店なのです。
そんなことをしているうちに、ようやく商品の開発が始まり、私も自分の仕事を持つようになりました。


[台湾の工場へ]
私が最初に配属されたのが、台湾をはじめとする東南アジアの工場で生産をするという新規の事業部。
価格を低めに設定した新ブランドを立ち上げて、その製品は主に海外で生産をするというもの。
私の担当は照明器具の生産管理。 製造を委託する台湾の工場へは何度も行って、何日も滞在してきました。
照明のことも、その技術的なこともほとんど知らない状態で最初は戸惑いましたが、それでも日本と台湾を行き来する間に徐々に慣れてきて、翌年にはデザインから設計までできるようになりました。これも工場にずっと張り付いて勉強したことと、ヤマギワの品質管理部や研究所の先輩達にご教授いただけたことのおかげです。 


[新ブランド y3・ワイスリー]
店舗用の照明器具のブランド。
ブランドの意味は、本来のヤマギワオリジナルの商品が最上級の「五つ星」と設定し、それよりは下の「三ツ星」ということだったような。。。
今思えば、三つ星だって大変なことだ。
でも、このy3ブランド、3年くらいで消滅しました。
安易に寄せ集めた品揃えが失敗の主な原因だと私は思っています。それと社内の理解不足も。
今では一般的なアジアでの生産を継続できなかったことは、大変残念なことです。


y3_1.jpg

(ワイスリーのロゴマーク/ブラックバージョン)


y3_2.jpg

[ヤマギワ、ワイスリーカタログ・インテリアライティング編/平成元年8月1日 発行]


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[ヤマギワ、ワイスリーカタログ・テクニカルライティング編/平成元年8月1日 発行]


短期間で終わってしまったプロジェクトでした。
それでも私は、ブランド名やロゴマークの製作から、商品化、カタログ作り、クレーム対応まで、ひと通りに携ることが出来て、短期間にとても多くの勉強をさせてもらいました。
デザインワークからでなく、技術的なことから始められたのも幸運でした。
これも会社の本体から独立した新規事業部に配属させていただいたおかげです。
この時の経験が現在のデザインの仕事に大いに役立っているのです。

しかし、この時点では、まだ照明をそんなに好きではありません。
このプロジェクトが終了してからヤマギワ本体の開発部に配属されてから徐々に変っていくのです。
posted by 代表 at 21:23| 照明器具