夢見ヶ崎動物公園のお父さんシマウマ・ビリーが、2022年2月6日(日)死亡しました。
24歳と5カ月。
国内飼育下では最高齢だそうです。

1月30日のブログ「最近の出来事2022.1/夢見ヶ崎動物公園」で、ビリーの体調のことを書きました。
この時点では、まだまだ長生きできると思っていたんだけど。。。
まだ実感が湧かない。
亡くなるまでの3日間、私が見たこと、聞いたことを書きたいと思います。
(推測も混じっているのは勘弁して)

2月4日(金)16時頃
ビリーは、地面に伏せていた。目力が弱く、意識がもうろうとした感じ。
この日は削蹄(ひづめを削る作業)をしたそうで、その際に鎮静剤を投与したとのこと。
(このような処置をする時は、暴れたりしないように、大人しくさせる為の薬を投与するそうです)
その効き目が残っていたからか、立ち上がることができない。
心配した飼育員さんが体をポンポンたたいたりして、起こそうとしていた。

そうしているうちに、眠くなったのか? 疲れたのか? 地面にゴロリ。
飼育員さんたちは「このような状態を続けるのは良くない」と判断したのか、脚に何やら注射(興奮剤?)してから、8人掛かりで起こした。
(馬は歩けないと生きていけないのです ⇒ググってみて)

ビリー、飼育員さんたちに支えられながらも立ち続け、水も飲めていたけど、脚はフラフラ。
しばらくすると、また地面に伏せてしまった。
その後は、ずっとそのまま。
私は、しばらく見届け、日が沈んだので帰宅した。
翌日の2月5日(土)朝
私は仕事で行けなかったんだけど、妻namiemiが様子を見てきた。
ビリーは、まだ地面に伏せたままだったそうだ。
何度も立ち上がろうとしていたとのこと。
15時半頃、私は仕事の手を一旦休めて様子を見に行った。


朝の状態と変わらず。
何度も立ち上がろうと試みるが、脚先が曲がったままだったり、力が入らなかったりして、体が上がらない。
失敗する度に鼻先が強く地面に当たり「ゴツン」と大きな音が聞こえる。
口の中は出血していた。
痛々しく、見ていて辛い。
この日も日没で帰宅。
途中、神社に寄り、回復を祈る。
2月6日(日)15時半頃
グランドにビリーが居ない。
気になって飼育部屋に近づいてみると、ちょうど飼育員さんに会う。
そこで、亡くなったことを聞いた。
朝、部屋に運んで治療したけど、午前中に息を引き取ったそうだ。
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それから2日後の2月8日(火)
動物公園の公式Facebookで死亡が伝えられた。
2月9日(水)
シマウマ舎の前に献花台が設けられた。
(献花台の奥に見えるのは、息子のアース)

私は大きなニンジンを供え、namiemiはイラスト入りのメッセージを描いた。


最後まで頑張ったね。
ありがとう、ビリー