前のブログに書いたギャラリー『 futakohaouse Nuit 』の為に、シーリングライトをデザインしました。
古い民家だったところなので、そこに合わせる照明器具もレトロなスタイルにしてみました。
電球を主役として一切の飾りを排したシンプルなスタイル。
円盤にソケットとソケットカバーとランプだけの構成。
本体となる円盤はウォールナット( MDF+突板)。
白熱電球のフィラメントのような形をした LED電球を採用。
このタイプの LED電球は数年前から存在していましたが、そこそこのお値段をしていました。
最近、知人の会社を通して安価なものが入手できるようになったので、ようやく使うことができたという次第。
ギャラリーでは、形違いだったり、光の色味が異なるランプを合わせてみました。

壁スイッチが無い部屋だったので、ひもスイッチ( 3灯⇒ 1灯⇒消灯)も用意。
結果的に、これもいい味を出すことになりました。
こちらは我が家で試した時の写真

一番にこだわったのが、ソケットカバーの仕上げ。
赤錆(アカサビ)にしてみました。
通常依頼する塗装工場は錆にはしてくれないので、自分で錆びさせました。
【錆の発生順序】
元になるソケットカバーで、白色塗装を施した状態。
木の棒は割り箸で、塗る際の取っ手にするもの。

下塗りを済ませた状態。
溶液に混ぜてある鉄粉を塗って、乾かした状態。

錆びさせる為の溶剤を塗って、1〜2日すると錆が発生。
数日すると真っ赤な錆びが出る。

ウォールナットと赤錆って合うと思いません?

現在、更なる改良を検討中。